独立して６坪のオフィスを持った2020年9月。特殊な本棚の設計を、とある建築家に相談しました。「今の蔵書が全て入る本棚を作って欲しい。その中には入れるようにして、一人でアイデアを練る場所にしたい」そして出来上がったのがこの本棚です。棚板の一部が伸びていて、デスクやテーブルになっている。中にも入れる。本以外の物も置ける。つまり本棚であり、デスクでもあり、テーブルでもあり、部屋でもあり、収納でもあります。完成後、たくさんの人たちが訪れ、本を手に取り、読み、話をし、アイデアを一緒に出し、たくさんの創造的な活動がより活発に起こるようになりました。誰もが、周りをグルグル回り、中に入り、好奇心を最大限くすぐられ、「楽しい」「1日中居たい」と言います。リモートも含めて、働き方が大きく変わりゆく現代。何よりも発想が大事な現代。オフィスに置けば、ワクワクして働ける、新しいものが発想されるクリエーティブな場に。また、学校に置けば、いろんなことを知りたくなってしまう勉強の場へ。公共の場所に置けば、人が集いたくなる場になります。名前は「Curiosity-Go-Round」。好奇心がグルグル巡り、新しい発想を刺激する、未だかつてない本棚です。
本を2000~2500冊程度収納できます（１冊平均約３センチで計算）
中に入れます
１人使用デスク１箇所、４人使用テーブル１箇所、ベンチ１箇所、スタンディングデスク1箇所 有り
小林恵吾 KOBAYASHI Keigo （NoRA）
1978年東京生まれ。2002年早稲田大学理工学部建築学科卒業。2005年ハーバード大学大学院デザイン学部修士課程修了後、2012年までOMA-AMOロッテルダム事務所に勤務。主に北アフリカと中東地域のプロジェクトを多数担当。その後、早稲田大学創造理工学部建築学科助教を経て2016年より同大学准教授。設計事務所NoRA共同主宰。
スタッフ：設計 小林恵吾 / ネーミング キリーロバ・ナージャ / ロゴ 古谷萌（study and design）/ web design 上江洲佑布子
Curiosity-Go-Round
高さ: 2200mm 直径: 2500mm 最大幅: 3600mm (テーブルからベンチの対角線)
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